建設・解体現場の安全対策に欠かせない養生シート。その中でも、火災リスクを最小限に抑える「防炎シート」は、法令順守と現場の安全確保の要となる資材です。
「なんとなく白いシート」や「燃えにくいシート」といった曖昧な理解のままでは、現場の状況に合わないシートを選び、思わぬ事故を招く可能性があります。
この記事では、防炎シートの基本、素材や強度による種類、そして混同しがちな類似シートとの決定的な違いを整理します。現場の状況に合った最適なシートを選び、安全基準をワンランク向上させるためにお役立てください。
防炎シート役割とは
今回の記事では下記の順番で紹介させていただきます。
- 防炎シートとは何?
- 現場で失敗しない!防炎シートの「種類」と正しい使い分け
- 混同厳禁!「防火シート」や「防音シート」との決定的な違い
それでは詳しく解説していきいます。
1. 防炎シートとは何?
防炎シートとは、「燃え広がりを抑える」という法的な安全基準を満たしたシートのことで、火が当たっても燃え広がりにくい加工が施されたシートのことです。
最重要ポイントは「防炎ラベル」
単に「燃えにくい」と謳うシートと防炎シートを分ける決定的な基準は、消防法施行規則が定める防炎基準を満たしているかどうかです。
基準を満たした製品には、その証明として必ず「防炎ラベル」が貼付されています。このラベルこそが、製品が法規に対応し、一定以上の防炎性能が担保されている証拠です。
- 機能の限界
火に直接触れると焦げたり、穴が開いたりしますが、その穴から炎が周囲に大きく広がることが最小限に抑えられます。 - 主な用途
- 鉄骨の溶接やガス切断など、火気の使用が想定される現場の囲い。
- 野積み資材のカバー、作業スペースの日よけ・雨よけ対策。
- 汎用性の高さから、火の気がない現場でも幅広く利用されています。
2. 現場で失敗しない!防炎シートの「種類」と正しい使い分け
防炎シートには、使用する期間や現場の状況に合わせて選択すべき「素材」と「強度」の違いがあり、防炎性能とは別に、シート自体の強度によってJIS規格(JIS A8952)で「1類」と「2類」に分類されています。
- 1類シート(高強度):
- 質量5kgの物体を3m上から落としても貫通・著しい損傷を受けないレベルの耐久性。
- 高所からの資材落下リスクが想定される建築現場などで必須です。
- 2類シート(標準強度):
- 1類ほどの耐久性はないが、雨よけや簡易な養生には十分。
- 落下リスクの低い現場に適しています。
注意点: コスト重視の「普及型」や「低コストタイプ」はJIS規格の認定外である場合が多く、工具などの落下防止には適さないことを理解しておく必要があります。
3. 混同厳禁!「防火シート」や「防音シート」との決定的な違い
現場で使われるシートには似た名称が多く、混同されがちです。特に「防火シート」と「防炎シート」の違いは重要です。
| シート名称 | 目的 | 法的な基準 |
| 防炎シート | 周囲に燃え広がらない | 消防法に基づく性能評価 |
| 防火シート | シートが燃えない | 建築基準法に基づく性能評価 |
| 防音シート | 周囲への騒音の低減 | メーカー仕様 |
繰り返しになりますが、防炎対策として確実性を求めるならば、法律で性能が定義されている「防炎シート(防炎ラベル付き)」を選ぶことが必須です。
まとめ:現場の特性を見極め、最適な防炎シートを選ぼう
防炎シートは、火災リスクを低減するだけでなく、耐候性や耐久性、作業効率にも関わる重要な資材です。
- 使用目的: 火気を使用するか、落下物対策が必要か、騒音対策が必要か。
- 使用期間: 短期か長期か。
- 求められる強度: 1類が必要か、2類で十分か。
現場の安全は、資材の適切な選択から始まります。曖昧な知識をクリアにし、最適な防炎シートを選んで安全管理を徹底しましょう。また、防炎シートの法的基準や信頼性の根拠となる情報として、以下の機関をご参考ください。
- 公益財団法人 日本防炎協会
- 防炎製品に関する最新情報や、防炎ラベル・防炎基準の定義などを確認できます。
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この記事で紹介したように、防炎シートは「種類」や「強度」によって現場での使い勝手が大きく変わります。安全管理はもちろん、コスト効率を考える上で、丈夫で長持ちするシートを選ぶことが大切です。
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