【現場で差が出る8つの視点】足場の点検 床付き布わく材まわり 点検ポイントを詳しく解説

「見た目は問題なさそう」「前回と同じ組み方だから大丈夫。」
そんな気持ちが、思わぬ事故につながることもあります。
この記事では、沢山の点検ポイントの中から特に注意して点検していただきたい“床付き布わく材まわりの点検ポイント”に限定して、分かりやすく解説していきます。

床付き布わくまわり」の足場点検で大事なポイント

足場の点検というと、手すりや筋交い、壁つなぎに目が行きがちですが、実は一番事故につながりやすいのが床付き布わくまわりです。作業員が直接乗る部分だからこそ、少しのズレや隙間が、つまずき、踏み外し、墜落につながります。

  1. 床付き布わくまわりの固定度
  2. 床付き布わくまわりの掛け渡し状態
  3. コーナー部分の床付き布わくまわりの処理
  4. 曲線部、吊足場の床付き布わくまわりの処理
  5. 床付き布わくまわり同士の隙間
  6. 床付き布わくまわりと建地の隙間
  7. 床付き布わくまわりの支持スパン
  8. 定期的な点検の実施

ここからは、具体的な点検ポイントを整理していきます。

1. 床付き布わくまわりは番線などで確実に固定されているか

床付き布わくまわりの固定状態は、点検では欠かせません。
固定不足が招くリスクは、床付き布わくまわりがズレる、持ち上がる、片側だけ浮く、といった状態になり、非常に危険です。
特に曲線部分や吊り足場では、固定の有無が安全性を大きく左右します。

【点検時のポイント】
「番線があるか」「外れていないか」「片側だけになっていないか」を一つずつ確認していきます。

2. 掛け渡し状態は安定しているか

床付き布わくまわりがどのように掛け渡されているかも、安全性に直結します。これらは、歩いてみることで気づく場合もあります。

【点検時のポイント】
・両端がしっかり支持されているか
・片持ち状態になっていないか
・不自然な傾きがないか

3. コーナー部分の床付き布わくまわりは処理されているか

次に見落としやすいのが、コーナー部分です。
コーナー部は床付き布わくまわりの加工や掛け方が複雑になりがち。その為直線部分に比べズレやすいのが特徴です。
その結果、床付き布わくまわりが浮いている、不自然な隙間ができている、部分的に踏み抜きそう、といった状態になりやすくなります。

【点検時のポイント】
コーナー部では、「無理に床付き布わくまわりを載せていないか」「専用部材や対策が取られているか」を意識して確認することが重要です。

4. 曲線部・吊り足場の床付き布わくまわりの処理

曲線部や吊り足場は、通常の足場よりリスクが高くなります。
なぜ危険性が高いのか…床付き布わくまわりが動きやすい・支持点が限られる・視覚的に不安定、といった要素が重なるためです。

【点検時のポイント】
この部分は「大丈夫だろう」ではなく、必ず立ち止まって確認する意識が大切です。

5. 床付き布わく同士の隙間は広すぎないか

まず最初に確認したいのが、床付き布わくまわりの隙間です。
なぜ隙間が危険なのか…床付き布わくまわりの隙間が大きいと、足先が引っかかる、踏み外す、工具や資材が落下する、といったリスクが一気に高まります。
特に歩行頻度の高い通路部分では、わずかな隙間でも事故につながる可能性があります。

【点検時のポイント】
現場では、「パッと見て違和感がないか」「端部や継ぎ目がズレていないか」といった感覚的なチェックも大切です。
隙間が目立つ状態は明らかにNGと判断しやすいポイントです。

6. 建地と床付き布わくまわりの隙間にも注意

床付き布わくまわり同士だけでなく、建地(支柱)と床付き布わくまわりの隙間も重要なチェックポイントです。
隙間が大きいと何が起きるか?
この部分の隙間が大きいと、足が抜ける、バランスを崩す、恐怖感が増す、といった問題が起こります。

【点検時のポイント】
明らかに空間が見える状態は要注意です。

7. 床付き布わくまわりの支持スパンは適切か

床付き布わくまわりがどれくらいの間隔で支持されているか、いわゆる支持スパンも重要な点検項目です。
スパンが長すぎるとどうなるか…?床付き布わくまわりがたわむ・強度的な不安が出る・長期使用で変形する、といった問題が起きやすくなります。

【点検時のポイント】
見た目でも「ちょっと長いな」と感じる場合は注意が必要です。

8. 定期的な点検の実施

足場の点検は、マニュアルを見るだけでは不十分なことも多いです。
実は、現場を熟知した経験者の直感が一番強いのも本音です。
現場経験が活きる場面「これ、前にヒヤッとしたやつだな」「ここ、ズレやすいんだよな」こうした感覚は、実際に現場を知っている人だからこそ気づける感覚です。

まとめ|足場の点検は“慣れた頃”が一番危ない

足場の点検ポイントは、どれも特別なことではありません。
ですが、慣れた現場ほど、見落としが起きやすいのも事実です。
床付き布わくまわりの隙間・固定状態・支持スパン・掛け渡しの安定性
こうした基本を、毎回きちんと見ることが事故防止につながります。
足場は「組んで終わり」ではなく、使われる期間ずっと安全であることが大切なのです。

足場点検を行なう際には、「厚生労働省|足場に関する労働安全衛生規則の解説ページ」もぜひ参考にしてください。https://jsite.mhlw.go.jp/shiga-roudoukyoku/content/contents/001495778.pdf

この記事を書いた人

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